【センターライン】

-P5-



「おれさ、その理由知ってるよ」

「はあ!?」

自然と声が大きくなる。

どーゆうことだというのだ、
聞いてやろうじゃないか。

臨戦態勢になったところで、
肩透かしを食らわされた。



「言わないけど」



「・・・え?」

「一生、言うつもりない。」

「なっなにそれ!!」

「顔が赤かったのも、きっと同じ理由だよね?」

「・・・・・・」

これは本当だから反論できない。
かろうじて出た言葉は、素朴な疑問だった。

「じゃあ、なんで漢方茶なんて・・・」

「へへへ、部屋に入る口実」
「あ、ちなみにそれ、ただのザクロ茶だから」

今度こそ、お茶を吹き出した。

きっちりサンジ君に向かって。

顔をびしょびしょにされた彼は、
はははと笑って立ち上がった。

「お行儀が悪いよ、レディ」

「うるさーい!!出てけ!!!」

ドアを指差して、促す。

「へーい」

「二度と入ってくるな!!」

「どこに?」

あー腹が立つ!
私はひときわ大きい声で叫んだ。

「境界線引いといてやるわ!!!」

そして、ドアを指していた指を、
左から右へ力いっぱい動かした。



EPILOGUE→

←BACK

TEXT TOP