【砂漠のイチゴ】

-P2-



寝返りをうつと、さっき絞り上げられた心臓が
今度は大きくバウンドした。

まずい、このままでは心臓負担で死んでしまう。

どうしてくれるのよ、サンジ君。



寝返りをうったすぐ先には、
間にチョッパーを挟んで寝ていたはずのサンジ君がいた。

間にいたはずのチョッパーは彼の抱き枕と化し、
後ろ抱きにされながらスヤスヤと眠っている。

どーゆう寝相だとこうなるのよ・・・

そうやってあきれつつも、
私は彼の寝顔に見入ってしまう。

口を半開きにして無防備に眠る彼は、
なんだか可愛らしい。

抱えられたチョッパーまでもが、
可愛さを演出しているようだ。

それでも、しっかりと閉じられた瞳から
影を落とす長いまつげとか、
その間にある筋の通った高い鼻だとかは、
いちいち私の心をかき乱す。

こんなに思考も交錯して、
ホントに死んじゃうかも。



だけど、一番の死因は・・・

嫉妬、なのかもしれない。

自分でもはっきりと自覚はしていなかったけど、
さっきの夢でわかった。

私はどうやら、あの王女さまに嫉妬をしていたようだ。




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