【センターライン】
-P2-
「んナーミさん。どしたの?ぼーっとして」
彼に言われて我に返る。
すると尋常じゃない近距離に、
彼の端正な顔があった。
「ちょっっ!近い!!」
「わっわりィ!」
私の必要以上のリアクションに、
彼も少し驚いた様子だ。
なんつー過剰反応!
私のばか!!
恥ずかしい!!
・・・恥ずかしい?
急に冷静になり、
「いいけど別に」と、
無理やりクールに答える。
「ナミさん、顔が・・・」
「顔がなによ!!」
可愛いことなら知ってるわよ、と付け加えて
彼のことをにらみつけた。
「・・・真っ赤」
「!!」
コブシで殴ってその場を去った。
まったく、今日は調子が狂う。
こんな思い出の場所だからいけないのよ!
ぶつぶつ言いながら大またで女部屋に向かっていると、
やたら色気のある声に呼び止められた。
「どうしたの、ナミ」
「なにが!?」
ダメだ、イラつきを隠せない。
「顔が真っ赤よ?」
「うっさい!!!」
まったく、調子が狂う。
あらあら、というこれまた色っぽい声を後に、
女部屋のドアを思い切り閉めた。
どーしたと言うのだ。
珍しく平穏な日々が続いてるから、
気が緩んでいるのか。
理由はわからないけど、
スリラーバークを出てから、
サンジ君が・・・
気になってしょうがない。
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