【砂漠のイチゴ】
-P7-
「は・・・あ・・・」
長い長いキスが続き、
二人の息は刻まれてゆく。
乾ききっていた喉が、
彼の、私の欲望が、
互いの唾液をもっと、もっとと欲する。
もう止まらない。
砂漠の慈雨は、淫雨に変わり、
乾いた大地を満遍なく湿らせてゆく。
そして実る、砂漠のイチゴ。
長いキスの間、彼の大きくて平たい手は、
私の背面を撫で回していた。
「あぅ」
お尻をつかまれ、
思わず声が出る。
そのまま彼の手は前に回り、
ショーツの上からこすられる。
「あッ・・・」
私もお返しに触ってみたら、
彼が初めて聞く声をあげたので、
私はあちこちが切なくなった。
どうしよう、止まらないよ・・・
だけど彼の指が私に直に触れようとしたとき、
さすがにマズイ、と思い私は口を開いた。
「サンジ・・・くぅん・・・ダメ・・・」
「なにが?」
彼の指の動きが早まる。
しまった。
逆効果か。
「ダメってば・・・」
「うん」
私の耳を舐め上げながら、言葉だけで彼は言う。
私は彼の腕をはしとつかみ、
涙を湛えた瞳で彼を見上げ、
言いなおした。
「“ここじゃ”ダメ!」
サンジ君はニヤリと口の端を上げ、
低い声で「了解」とだけ言った。
そして乱れたシーツはそのままに、
私を横抱きにして持ち上げた。
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